iPhone Dev Sapporo 勉強会 で発表しました

先週の土曜日になりますが、iPhone Dev Sapporo 勉強会で発表を行いました。 外部の勉強会で発表するのは初めてだったのですが、緊張しすぎることもなくなんとか無事に(?)発表できたと思います。 iPhone Dev Sapporo勉強会 Sep, 2017 - connpass

自分は「RxSwift で作る UITableView」 というタイトルで発表しました。

speakerdeck.com

3月に参加した東京の勉強会で発表者のほぼ全員が RxSwift を使って当たり前のような話ぶりだったので、自分もどんなものかと興味をもち、今回 UITableView の実装にチャレンジしました。

結論から言うと、RxSwift を UITableView の構築に使うのはあまりイケてないように感じました。 設定画面などのようにセル数があまり変わらず単純なテーブルの場合はありかもしれませんが、 データ数が多くセル数が可変の場合は、結局データの Observable を自分で用意してやる必要が出てくるのでわざわざ RxSwift を使うメリットが少ないです。 これは、発表後にも他の参加者の方にアドバイスいただきました。

会社のチーム内で5-10分くらいのLTは定期的にやっているのですが、今回は外部向けの勉強会なのでよりきちんとしたスライドになるよう意識しました。 あとは、RxSwift 自体が難しくきちんと動くものを作るのがまず大変で、そこから発表できる内容を考えるまでにすごく時間がかかりました。 初めての発表は非常にいい経験になりました。

最後に、他の方の発表を簡単に紹介します。

「AVDepthDataの深みにはまる…。」 いけだじゅんじ さん

カメラで被写体の深度を測る仕組みなどについて解説されていました。 先日発表された iPhone X は、フロントカメラに深度センサがついていて顔認証でロック解除などを行います。 その方式や、深度情報を持った写真を左右に動かすことで立体的に見えるサンプルの紹介など、非常におもしろかったです。

「Swift 4で行うDTOとDAOの相互変換」 @yusuga_ さん

Realm 本を書いている方で、RealmObject (DAOと捉えられる)と DTO の相互変換についての内容でした。 Obj-C時代、Swift3 時代に行なっていた工夫を、Swift4 では Codable プロトコルを使うことで簡潔に実現できるようになることを紹介されていました。 普段の開発ではあまりデータベースをヘビーに使うことはないので勉強になりました。

アクセシビリティ対応のしくみと実装」 高橋政明 さん ennuihage さん

iPhone に実装されているアクセシビリティの使い方と実装の紹介でした。 目の見えない方でも iPhone を使えるようにする機能なのですが、通常の操作とはまったく異なる操作方法になることは知りませんでした。 現状対応されていないアプリも多く、プラスアルファの機能と考えるのではなく積極的に対応して欲しいとおっしゃっていました。

「技術系同人誌を書こう」 熊谷友宏 さん

同人とは何か?から始まって、技術系同人誌を出版するためのノウハウを紹介されていました。 自分にはあまり馴染みのない世界なので、おもしろく聞いたのと同時に同人誌に興味を持ちました。 東京では技術系の同人誌だけが出店される技術書典というイベントがあるらしいのですが、北海道だとなかなか目にする機会自体が少なそうなので、機会があれば行ってみたいと思いました。

「巨大なモバイルゲーム市場 - 中国を狙え!」 Mobvista 朱赫 さん

最後に主に中国市場でモバイル広告のコンサル?をしている方が中国のモバイルゲーム市場の話をしてくだいました。 Android の方がシェアは多いが、それでも iPhone の台数は日本の3倍とか、今年一番稼いでいるWeChatのアプリは一日で数十億稼いでるとか中国市場のスケールの大きさにびっくりしました。 中国ローカライズする場合、簡体字が望ましいが、繁体字でも読める。とか、翻訳の細かい間違いは気にしないとか、日本発であることがわかるようあえて、日本語を残しても良いなど、細かい話もおもしろかったです。

名前を覚えてもらえたかは微妙ですが、何人かの方とお話もさせてもらって非常に有意義な時間になりました。 次回もぜひ参加したいです!