JaSST'17 Hokkaido に参加してきました!

だいぶ間が空いてしまいましたが、9/8 にソフトウェアテストシンポジウム、通称 JaSST'17 Hokkaido に参加してきました。

JaSST は公式サイトによると

ソフトウェアテスト分野の最新の研究や実践、ツールの適用や活用、ソフトウェア品質マネジメント関連のトピックなど、幅広い情報を発信することによりソフトウェアテスト技術の向上に貢献することを目的に開催しています。

ということで、テストをテーマとしたイベントです。

基調講演は楽天の川口恭伸さんによる「ユーザーストーリーマッピングと顧客品質」でした。

  • 会議はポストイットやインデックスカードを使いながらインタラクティブにやるのが良い
  • 仕様を決める会議体はブレーンストーミング型が増えている
  • 手法として「ユーザーストーリーマッピング」がある
  • 海外の大手ソフトウェア企業でも実施している。(Facebook / Atlassian など。写真を見せてもらいました)
  • やりたいことを全て洗い出し、分類と優先順位づけをする。同じ順位はない!
  • アウトプットの評価とは、量を成果とすることがあるが、顧客にどれだけインパクトを与えられたかが重要
  • アウトプットはなるべく小さい方が良い

意外にユーザストリーマッピング的なことは普段からやっているなぁと思いました。

もう一つの基調講演が、医者である上田敬子さんの「よく生きて、よく死ぬ~緩和ケアとQuality Of Life~」でした。 JaSST 北海道では最近、ソフトウェア以外の業界の方に基調講演をしていただいて、ソフトウェア開発に刺激をもらうということをやっているそうです。

上田さんの所属する緩和ケア科では、不治の病をもつ患者さんなどのQOLが上がることを目的に治療をするそうで、治療をしない選択があったり他の科ではやらないようなこともやるそうです。 やはり目的をはっきり定めた上で、それを達成するために色々考えるというのはどの業界でも同じなのだと感じました。

他にもテストをテーマにした発表がいくつかあり、非常に勉強になりました。 参加者のほとんどがQAなど日常的にテストをしている方で、そういう方の話を聞くのは非常に勉強になりました。